特許情報を活用する


ゴミ処理、干ばつ対策・・・世界の様々な社会問題に対する支援において、科学技術はとても重視されています。しかし支援が一方通行だと、支援を受ける人たちは自ら技術開発する意欲を失ってしまい、また技術者が技術開発しようとしても資金等の問題で次第に難しくなり、全体としてうまくいきません。そこで、双方の利益バランスをとるために特許制度を活用することを思い立ちました。
特許制度は、発明の保護と利用を促す制度であり、要件を満たした発明に対して特許権を付与して発明者の利益を保護し、その一方で発明を公開して第三者による利用を促しています。権利が存続中のものは法に則って実施でき、特許権の取得に至らなかったものや特許権が消滅したものは自由に実施できます。特許は世界全体では1年間に300万件以上出願され、累計の出願件数は数千万件に及びます。この特許の海から社会問題の解決に活かせる発明を見つけ出し、活かそうと考えました。
取り組みを進めている社会問題
- 日本の森を若返らせる
日本は森林率は67%で世界有数の森林国ですが、林業の衰退等により樹木の老化と管理不行届きが増え、森林の荒廃が進んでいます。森林の荒廃は、洪水や花粉の飛散を増加させる恐れがあります。
参考文献
- 特許庁ステータスレポート2018(URL:https://www.jpo.go.jp/resources/report/statusreport/2018/index.html)
- 写真引用:Jasmin SesslerによるPixabayからの画像
- 写真引用:CouleurによるPixabayからの画像
- 林野庁こども森林館:森林Q&A